この度「そして誰もいなくなった」公演を中止することとなってしまい、誠に申し訳ございません。今年1月に、本公演のご案内をさせていただいた時から、観劇を楽しみにしてくださり、観劇のために大切な時間やお金を調整してくださり、私どもの創作へご理解と応援をしてくださっている多くの皆様の、期待と信頼を裏切ることとなってしまいました。公演に関わってくださっていたキャスト・スタッフ、すべての関係者の皆様にも同様に、多大なるご迷惑をおかけしてしまい、心より深くお詫び申し上げます。

　この度の公演中止の原因となった著作権に係る一連の事柄につきましては、文化芸術に携わる者として、決してあってはならないことであると、深く反省しております。

　今後、ジョブキタ北八劇場での演劇創作、劇場運営を行っていく上で、このようなことが二度と起こらぬよう、劇場スタッフ一同、何事にも細心の注意をはらい、誠実に取り組んでまいります。皆様が再び劇場へ心を寄せ、足を運んでくださるよう、全力を尽くします。
　
　本公演の観劇チケットをご購入、ご予約くださった皆様へのご案内を、お待たせしてしまい大変失礼いたしました。チケット返金のご案内、そして2月10日に公演中止のお詫びを申し上げた際にお知らせさせていただいておりました、同期間での演劇公演（以下、代替公演）の実施について、事務局より別途ご案内させていただきます。

　代替公演実施の判断につきましては、「そして誰もいなくなった」をご観劇予定だったお客様、そしてキャスト、スタッフの皆様のお気持ちに向き合えているのか、尊重できているのか、制作面においても本当に実施可能なのか、誰かを再び傷つける結果とならないかなど、様々な視点から慎重に検討を行いました。「そして誰もいなくなった」という作品を楽しみにしてくださっていた方々、出演予定だったキャストの舞台上の姿を楽しみにしてくださっていた方々への真摯な対応が何より大切であることを認識したうえで、公演を実施すると最終判断に至った一番の理由は、やはり皆様にジョブキタ北八劇場から演劇を届けたいという思いでした。

　最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。
　
　様々なことを申し上げてしまいましたが、本日皆さまにお伝えすべき最も重要なことは、公演中止についてのお詫びでございます。

　改めまして、この度の公演中止につきまして、本当に申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。

ジョブキタ北八劇場芸術監督
納谷　真大

　日頃より、ジョブキタ北八劇場および、一般財団法人田中記念劇場財団へのご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。　

　この度、３月８日からジョブキタ北八劇場にて上演を予定しておりました、アガサ・クリスティー原作『そして誰もいなくなった』の上演につきまして、著作権および上演許諾に関する都合により、全公演を中止とさせていただくことになりました。
　ご観劇を楽しみにしてくださっていた皆様をはじめ、すべての関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。

　この度の公演中止につきまして、公演制作上の不手際によるものと深く反省しております。貴重なお時間を費やしてご観劇を予定されていた皆様、ジョブキタ北八劇場へ思いを寄せてくださっていた皆様に対し、多大なるご迷惑をおかけしてしまったことについて、事の重大さを重く受け止め、今後このような事が起こらないよう、十分留意し真摯に演劇の創作・公演制作、劇場運営に努めてまいります。

　現在、皆様にしかるべき対応を行うため、関係各所との調整確認を進めております。すでにご購入・ご予約をいただきました公演チケットの払い戻し等、今後の対応につきましては、早急に詳細をまとめ、改めてご案内申し上げます。

　なお、本公演を予定していた期間に、別の演劇作品の上演について、また、すでにご購入・ご予約いただいているチケットをそのままご活用いただけることも併せて検討中です。今しばらくお待ちいただけると幸いです。

　改めまして、この度の『そして誰もいなくなった』公演中止に関しまして、心よりお詫び申し上げます。

一般財団法人田中記念劇場財団／ジョブキタ北八劇場
専務理事　平田修二